普及版 字通 「リ・レイ・あきらか」の読み・字形・画数・意味
8画
[字訓] あきらか
[説文解字]
[字形] 会意
二爻(こう)に従う。〔説文〕三下に「二爻なり」とあり、爻文を並べたものと解する。爾・爽の従うところは文身の象。従っては全体象形の字と解すべきである。その音は麗・儷・離と同系である。
[訓義]
1. あきらか、あざやか。
2. 文様、文身の文様のかたち。
3. まじわる。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 マジフ
[部首]
〔説文〕〔玉〕に爾・爽の二字を属する。〔説文〕に爾を麗爾、爽を爽明と訓するが、その形義を説くところがない。みな婦人の両乳をモチーフとする文身の象。朱を以て加えるいわゆる絵身で、その美をいう。
[語系]
lieiは麗lyai、離liaiと声義が近い。麗は儷(なら)べるもの、離は黐(とりもち)に隹(とり)がかかる意。麗しいという意では、陸離という双声、形況の語に用いる。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報