日本大百科全書(ニッポニカ) 「ルースカヤ・ムイスリ」の意味・わかりやすい解説 ルースカヤ・ムイスリるーすかやむいすりРусская Мысль/Russkaya Mïsl' 帝政ロシアの雑誌。「ロシア思想」の意で、1880年ラブロフが創刊、1918年まで続いた。最初はスラブ派、のちには穏健な自由主義的傾向をもつ。L・N・トルストイ、ゴーリキー、チェーホフ、コロレンコらを執筆陣に擁したが、1905年以後は右傾し、ベルジャーエフ、ゲルシェンゾーンらが活躍した。十月革命ソ連政府によって閉鎖される。編集長ストルーベによって国外で復刊された。[江川 卓] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例