六訂版 家庭医学大全科 の解説
レノックス・ガストー症候群
(子どもの病気)
1~6歳ころの小児にみられるてんかん性脳症で、各種坑てんかん薬を使用しても発作のコントロールが難しく、予後不良な難治性てんかんのひとつです。このてんかんの研究を行った2人の研究者の名を冠してレノックス・ガストー症候群と呼ばれています。
「点頭てんかん」の項で述べたように、この症候群は大田原症候群(新生児期から乳児早期)や
てんかんの発作型は
抗てんかん薬ではバルプロ酸ナトリウムやベンゾジアゼピン系薬剤が有効で、難治例ではケトン食療法(高脂肪・低炭水化物)も試みられます。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報