発作(読み)ホッサ

デジタル大辞泉 「発作」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐さ【発作】

[名](スル)病気症状が急激に起こること。ふつう短時間でおさまる。
「右膝に疾を得て、時々―しければ」〈中村訳・西国立志編

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精選版 日本国語大辞典 「発作」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐さ【発作】

  1. 〘 名詞 〙 急に物事が起こること。また、ある動きをひき起こすこと。特に、病気の症状が突発的に起こること。多く習慣性、反復性のものをさす。喘息発作てんかん発作、卒中発作など。
    1. [初出の実例]「右膝に疾を得て、時々発作しければ」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉三)
    2. [その他の文献]〔史記‐楽書〕

はっ‐さ【発作】

  1. 〘 名詞 〙ほっさ(発作)

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普及版 字通 「発作」の読み・字形・画数・意味

【発作】はつさ・ほつさ

急に起こる。唐・陸亀〔甫里先生伝〕先生、性悁(けんきう)、事にうて發作し、輒(すなは)ち含せず。(つ)いで復(ま)た之れをゆ。

字通「発」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「発作」の意味・わかりやすい解説

発作
ほっさ
stroke

脳卒中,てんかん,ある種の麻痺のように,突然に来襲,あるいは再発する症状をいう。原因は各種あり,症状もさまざまであるが,普通は本人意識清明は期待できないから,その場に居合せた人は応急処置をとることが要求される。原則としてはその位置で安静に寝かせて衣服をゆるめ,場合によっては舌を噛まないための処置 (布などを噛ませる) などをとる必要がある。

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栄養・生化学辞典 「発作」の解説

発作

 病気の症状が突然急激に出現すること.

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