予後(読み)よご

妊娠・子育て用語辞典の解説

よご【予後】

病気や手術の後、どの程度回復するか見通しを指す言葉です。「予後がよい」は後遺症などもなく回復していくこと、「予後が悪い(不良)」は、死亡したり重い後遺症を残すケースが少なくないことを指します。

出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(母子愛育会総合母子保健センター所長)、子育て編:渡辺博(帝京大学医学部附属溝口病院小児科科長)妊娠・子育て用語辞典について 情報

とっさの日本語便利帳の解説

予後

生命予後。予後がよくない、というと、生存率が低いことを味する。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

よご【予後 prognosis】

ギリシア語のpro(〈あらかじめ〉の意)とgnōsis(〈知識〉の意)から生じた言葉で,医学上は,ある疾患に罹患したとき,将来どのような経過あるいは終末をとるかを予測することをいう。また俗には病後の経過をさしていう。おそらく予後は,どんな疾患に罹患した場合でも,患者にとって最も知りたいことであろう。同じ疾患にも軽重があり,患者のでも,体質や種々の社会的条件による違いがある。そこで,予後の判定にあたっては,正確な診断はもちろんのこと,患者の体質や職業,生活環境なども考慮に入れてなされなければならない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

予後
よご
prognosis

ギリシア語のpro(あらかじめ)と、gnosis(知る)から生じたことばで、ある疾患に罹患(りかん)したとき、その後いかなる経過、あるいは終末をたどるかを予測することを意味する。予後は、病因とそれに対する個体の反応、治療方法などが関連して決定されるものである。しかし、病因が不明な疾患も数多くあるほか、病因や治療法に対する生体の反応には個人差が大きいし、いまだに根治療法のみいだせない疾患も多いことなどから、予後の判定が困難である場合も少なくない。近年、コンピュータを含めた統計的処理法の進歩から、疾患に対する多数例についての経過や予後、さらに予後を規定している因子やリスク(危険)因子などに関するデータが数多く報告されるようになったため、より広い視野からの結論が下せるようになっている。

[井上義朗]

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精選版 日本国語大辞典の解説

よ‐ご【予後】

〘名〙
① 病気や手術などについて、その後の経過の見通し。〔和英語林集成(再版)(1872)〕
※金毘羅(1909)〈森鴎外〉「兎に角大分大きいお嬢さんですから、予後が宜しいでせう」
② 俗に、病気を治療した後の経過。
※夕せみ(1899)〈永井荷風〉上「早速手術を施す可きのであるが、身体が如何にも衰弱して居るので、其予後(ヨゴ)を慮って」

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