レビュー誌(読み)れびゅーし(その他表記)review journal

図書館情報学用語辞典 第5版 「レビュー誌」の解説

レビュー誌

レビュー論文の掲載を専門とする定期刊行物.レビュー論文とは,特定主題に関して発表された文献を総覧し評価することによって今後の研究動向を示唆するものである.特定主題の研究活動の進展を歴史的に展望するstate of the art reviewと,一定期間内に発表された特定主題の文献を要約し評価するcritical reviewの2種類があり,内容的には批評的評価を重視したものと,解説的なものがある.その機能は,〈1〉ある主題の研究動向を把握できるカレントアウェアネス機能,〈2〉初学者がその主題の概略を把握できる教育的機能,〈3〉文献探索に有効な書誌的機能,の三つに大別できる.執筆にはその主題の専門家として認知された人があたる.レビュー論文は17, 18世紀から存在しており,最初のレビュー誌は1726年に創刊されたCritical Review of Annals of Literatureといわれる.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

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