ローヒニー(その他表記)Rohiṇī

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ローヒニー」の意味・わかりやすい解説

ローヒニー
Rohiṇī

サンスクリット語で赤い雌牛,星宿の名など各種の意味がある。またクリシュナ神話では,クリシュナの兄であるバラデーバの母の名。

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世界大百科事典(旧版)内のローヒニーの言及

【コーリヤ族】より

…その国家は部族共和制の組織をもっていた。ローヒニー川をはさんでシャーキャ(釈迦)族と隣接し,両部族は婚姻関係によって結ばれていた(ブッダの母のマーヤーMāyā夫人はこの部族出身とされている)。ローヒニー川の水利をめぐる両部族の争いをブッダが仲裁した話は有名。…

【ジャイナ教美術】より

…8世紀ころから各祖師にヤクシャ(夜叉,薬叉)とヤクシーを配するようになり,それらの多くはヒンドゥー教起源の神である。なかでもゴームカGomukha(ヤクシャ),アンビカーAmbikā,ローヒニーRohiṇī(ともにヤクシー)が著名で,特に獅子に座して子どもを膝に乗せるアンビカーは作例が多い。古代に遺例の多いナイガメーシャNaigameṣaは羊頭または馬頭のヤクシャである。…

※「ローヒニー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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