ローレンタイド氷床(読み)ローレンタイドヒョウショウ

デジタル大辞泉 「ローレンタイド氷床」の意味・読み・例文・類語

ローレンタイド‐ひょうしょう〔‐ヒヨウシヤウ〕【ローレンタイド氷床】

氷期に北アメリカ大陸北部に存在した世界最大級の氷床。面積約1億3000万平方キロメートル。厚さは平均2500メートル程度。消失に伴い、五大湖が形成された。

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最新 地学事典 「ローレンタイド氷床」の解説

ローレンタイドひょうしょう
ローレンタイド氷床

Laurentide ice sheet

最終氷期初頭から最寒冷期に北米北部に形成された大陸氷床。南北3,500km,東西4,400kmに広がり,氷床の南限は五大湖地方に及ぶ。その後氷床の後退で,融氷水はミシシッピ川からセントローレンス川流域を変更。この事件は,ミシシッピ河口付近でのボーリングコア中の有孔虫化石の組成変化から1.1万年前に起こったとされ,これが北大西洋の寒冷化を引き起こし,新ドライアス期の寒冷化の原因ではないかともいわれる。

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世界大百科事典(旧版)内のローレンタイド氷床の言及

【氷床】より

…山岳氷河とは対照的に,平坦で広大な大陸を覆って形成されている氷河を指す。大陸氷河とも呼ぶ。現存するものは南極氷床とグリーンランド氷床のみであるが,氷期には,たとえば北アメリカ大陸北部にローレンタイドLaurentide氷床が,北西ヨーロッパにスカンジナビア氷床が存在していた。南極氷床では厚さが4000mにも達し(平均では約2500m),中央部から海岸へ流動が起こり,氷山となって海へ流出している。第四紀の氷床の消長は広域にわたって太陽光線を反射し,アルベド(反射能)の変化を引き起こすため,周辺地域の気候変化に大きな影響を及ぼしてきた。…

※「ローレンタイド氷床」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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