ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワロニー方言」の意味・わかりやすい解説
ワロニー方言
ワロニーほうげん
Walloon dialect
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… オイル語圏では共通語の浸透が著しく見られ,パリを囲む広大な地域(東西約400km,南北約250km)では本来の方言は消滅し,ほぼ完全に共通フランス語に取って代わられている。その外側,すなわちオイル語圏周辺部(ことにその農村部)に残る方言群は,ワロニー方言(ベルギー南部。〈ワロン語〉ともいう),ピカルディー方言,ノルマンディー方言,西部方言(メーヌ,アンジュー地方),南西部方言(ポアトゥー,サントンジュ地方),中央部方言(トゥーレーヌ,ベリー地方),南東部方言(ブールボネ,ブルゴーニュ,フランシュ・コンテ地方),東部方言(ロレーヌ,シャンパーニュ地方)のように分類されるが,ワロニー方言をほぼ唯一の例外として,急速に共通語に吸収されつつある。…
※「ワロニー方言」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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