日本大百科全書(ニッポニカ) 「エノー」の意味・わかりやすい解説 エノーえのーHainaut ベルギー西部、フランスに接する州。面積3786平方キロメートル、人口128万1042(2002)。州都はモンス。フランス語圏に属し、北部のフランドル平野から南部のアルデンヌ高原まで地形的変化に富んでいる。西部は小麦やテンサイ(サトウダイコン)栽培が行われるが、南部は森林地帯である。サンブル川流域の中央部はかつて石炭業が繁栄し、シャルルロアなどの鉄鋼業が重要であったが、1970年代以降は、それに代わり機械、ガラス、電機、電子、薬品、印刷などの工業や小都市の化学肥料、毛織物、洋品雑貨製造などが発展した。[川上多美子][参照項目] | アルデンヌ高原 | サンブル川 | シャルルロア | モンス 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例