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アシュモール Elias Ashmole

世界大百科事典 第2版の解説

アシュモール【Elias Ashmole】

1617‐92
イギリスの古物収集家。とくに錬金術文献収集の好事家で,《イギリス化学の展覧会堂》の編纂者として有名。15世紀のすぐれた錬金術的哲学者リプリーG.Ripleyの《錬金術式目》やノートンT.Nortonの《錬金術の合成》その他の詩編を収めたこの書は,1652年にロンドンで出版された。しかしすでに錬金術関係の〈賢者の石〉にまつわる書が,《化学展覧会堂》の名のもとに1602年ころフランクフルトで出版されており,アシュモールのものはいわばそのイギリス版といえよう。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のアシュモールの言及

【錬金術】より

…ともあれ,パラケルススの医化学思想は,鉱物薬品の製法に向かい,自然の諸物に内包されているあの第5のエッセンスである〈精〉をとり出す方法をさらに発展させ,金属に関する水銀‐硫黄のアラビア錬金術の理論を万物に適用して,キリスト教の三位一体的な水銀‐塩‐硫黄の3原理論を展開した。 ドイツ,さらにフランス,イギリス,オランダなどに浸透した錬金術思想は,宗教,哲学,文学,化学技術その他のさらに大きなるつぼとなり,M.マイヤーJ.ベーメN.フラメル,ノートンThomas Norton,リプリーGeorge Ripley,E.アシュモールJ.B.vanヘルモントなど多くの逸材が輩出した。そればかりか,その後に近代化学や近代力学を確立したイギリスのR.ボイルやニュートンらの精神も,錬金術思想が内蔵する深い知恵で養い育てられた。…

※「アシュモール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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