詩編(読み)シヘン

デジタル大辞泉 「詩編」の意味・読み・例文・類語

し‐へん【詩編/詩×篇】

詩。詩を集めた書物詩集
[類語]ポエム叙情詩叙事詩定型詩自由詩バラードソネット新体詩うた詩歌韻文詩賦しふ吟詠バース
[補説]書名別項。→詩編

しへん【詩編/詩篇】[書名]

旧約聖書の1巻。神の栄光をたたえた詩150編からなる。約半分は前10世紀、ダビデの作とされるが明らかではない。

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関連語 きとう 名詞 文献

精選版 日本国語大辞典 「詩編」の意味・読み・例文・類語

し‐へん【詩編・詩篇】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 詩の編章。詩。また、詩を集めた書物。詩集。
    1. [初出の実例]「去年今夜侍清涼、〈略〉 秋思詩篇独断腸」(出典:菅家後集(903頃)九月十日)
    2. 「彼の楽天の筆に自在を得給ひて、聊(いささか)も作り給へる詩篇(シヘン)を」(出典:源平盛衰記(14C前)二)
    3. [その他の文献]〔元稹‐代曲江老人詩〕
  2. [ 2 ] ( 詩篇 原題[ラテン語] Psalmi ) 「旧約聖書」の第一九書。希求痛悔、神の恵みに対する哀願、感謝、賛美預言、人生省察などの賛歌頌歌(しょうか)一五〇編を集録したもの。典礼祈祷(きとう)に多く用いられる。

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