アパラチアン・ダルシマー(読み)アパラチアンダルシマー

百科事典マイペディア の解説

アパラチアン・ダルシマー

米国東部アパラチア山脈地方のツィター属撥弦楽器。マウンテン・ダルシマーmountain dulcimerとも。共鳴胴は細長い瓢箪形。中央に指板があり,ふつう金属弦3本を張り,そのうち1本が旋律弦で残りはドローン(持続音)弦。楽器を膝の上にのせ,左手指または左手に持った小さな棒で旋律弦をフレットに押さえつけ,右手首または右手に持った羽茎プラスチックピックで弦をはじく。バラッドなどの伴奏に用いる。ヨーロッパ北部および中央部起源のエピネット・デ・ボージュが,この楽器の祖型。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む