アリマキ(読み)ありまき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アリマキ」の意味・わかりやすい解説

アリマキ
ありまき / 蟻牧

昆虫綱半翅(はんし)目アブラムシ類の別名。アブラムシの排出する甘露アリ類が好み、アブラムシを保護するところから、「アリの牧場」とみてアリマキと称された。

[立川周二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アリマキ」の意味・わかりやすい解説

アリマキ

「アブラムシ」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアリマキの言及

【アブラムシ(蚜虫)】より

…半翅目アブラムシ上科Aphidoideaに属する昆虫の総称。江戸時代の子どもが,草木に群がるこの類をつぶして,その液を髪の毛にぬってつやを出して遊んだことからアブラムシの名が生まれたが,アリと共生し,アリに排出物を与えて守ってもらう種類が多いので,アリマキ(アリの牧場の意)の名も広く用いられる。 セミやウンカに類縁が近く,世界で約4500種,日本で約700種が知られる。…

※「アリマキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む