アンザイレン

精選版 日本国語大辞典 「アンザイレン」の意味・読み・例文・類語

アンザイレン

〘名〙 (anseilen) 登山者が危険な場所を登るとき、ザイルで互いに身体を結びあうこと。

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デジタル大辞泉 「アンザイレン」の意味・読み・例文・類語

アンザイレン(〈ドイツ〉anseilen)

[名](スル)登山者が岩壁などを登る際に、安全のために互いにザイルで身体を結び合うこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のアンザイレンの言及

【ロッククライミング】より

…冬の登攀には堅牢で保温性のある登山靴が用いられるが,無雪期には,軽量で摩擦性の高い柔軟な底をもつクレッターシューズ(岩登り靴)を使う例が多く,また,簡便なトレーニングシューズを用いる者もある。 パーティを組んだ2人または3人のクライマーは,墜落の危険を避けるためにザイルSeil(登攀用ロープ)を両端部で互いに自分のボディハーネスに連結(アンザイレン)し,交替で登攀するパートナーを確保(ビレーbelayまたはジッヘルSicher)しあいながら前進する隔時登攀(スタカートクライミングstaccato‐climbing)を行うのが普通である。確保者は,自分の確保が失敗した場合,パートナーの墜落に引き込まれて墜落しないようにあらかじめ自己確保(アンカーanchor)をしたうえで,基本的には,自分の肩や腰にザイルを回して制動操作する確保(ボディビレーbody belay)を行うことが多い。…

※「アンザイレン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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