…その目的としては,(1)ペニシリン耐性菌が増えたが,それがペニシリンをこわす酵素(ペニシリナーゼ)によることがわかり,ペニシリナーゼ抵抗性のものを得る,(2)酸に安定で経口投与可能なものを得る,(3)大腸菌や緑膿菌などにも有効で広範囲抗菌スペクトルをもつものを得る,などである。この目的のために多数の半合成ペニシリンが得られたが,代表的なものに,アンピシリン(酸に安定で経口投与可能な広範囲ペニシリン。ペニシリナーゼでこわされる),ジクロキサシリン(ペニシリナーゼ抵抗性,経口投与可能,グラム陰性杆菌に無効),カルベニシリン(とくに緑膿菌に有効),スルペニシリン(カルベニシリンに似る),メチシリン(ペニシリナーゼ抵抗性)などがある。…
※「アンピシリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...