カウナケス(その他表記)kaunakes

改訂新版 世界大百科事典 「カウナケス」の意味・わかりやすい解説

カウナケス
kaunakes

メソポタミアの初期住民によって着用されたスカート状腰衣。はじめは羊の毛皮であったらしいが,前3千年紀末には毛房が垂れてみえるように織られた毛織物になる。女はふつうショール状に左肩をおおうようにして着用した。ウル第3王朝以来,神や女神たちの象徴的な服装としてのみ存続したとされるが,その後のアッシリア時代の衣服でも毛房が垂れたものがあり,カウナケスの影響が認められる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む