ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メソポタミア」の意味・わかりやすい解説
メソポタミア
Mesopotamia
メソポタミア
Mesopotamia
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翻訳|Mesopotamia
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ギリシア語で「二つの川の間」を意味し、ティグリス川とユーフラテス川に挟まれた地域に対して古代ギリシア人がつけた地域名。今日ではより広義に、イラクおよびシリア北部を含む広範囲な地域の呼称としても用いられる。この地域には数万年前の太古にさかのぼる人類の居住址(し)があり、紀元前5000~前4000年には農耕を伴う定住民が現れた。そののちシュメール人が南部の川沿いにウル、ウルク、ニップールなどの都市を建設し、文字使用を含む高度の初期文明を発達させた。ついでセム人が南からきてシュメール人を圧倒し、南方にバビロニア、北方にアッシリアの二大帝国を樹立して強大な勢力を誇った。
ペルシア人の来襲、ギリシアによるヘレニズム化を経て、後7世紀後半からアラブ人によるイスラム化が進み、言語もシュメール語、アッカド語、アラム語を経て今日では大多数がアラビア語を使用している。この地域は文明発祥の地として、また多様な文明の十字路として知られる。
[矢島文夫]
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