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グリーン・ウォッシュ ぐりーん・うぉっしゅ greenwash

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知恵蔵2015の解説

グリーン・ウォッシュ

企業やその商品・サービスなどが、消費者らへの訴求効果を狙い、あたかも環境に配慮しているかのように見せかけること。「ごまかし、粉飾」を意味する英語「whitewash」と、「環境に配慮した」という意味の英語「green」を合わせた造語。
環境問題への社会的な関心が高まり、企業に対しても環境負荷を減らす持続可能な活動が求められるようになるなか、企業が広告や環境報告書などで自らの環境対応の方針や取り組み状況について発信することが増えてきた。これらのメッセージの中には、根拠を示さずに「環境にやさしい」「エコ」などという表現を使ったり、森林や海洋の写真を使って環境配慮のイメージを与えようとしたり、環境に悪影響のある企業活動には触れずに一部の環境配慮の取り組みを強調したりするなど、環境対応の実態を正しく伝えず消費者に誤解を与えるものもある。このようなコミュニケーション活動に対し、環境NGOなどが1990年頃から批判的にグリーン・ウォッシュと呼ぶようになった。
欧米では、グリーン・ウォッシュにならないための広告の規制や指針づくりが国レベルで進みつつある。日本では広告会社の電通(東京都港区)がガイドラインを作成するなどの動きはあるものの、個別企業の取り組みにとどまっている。

(原田英美  ライター / 2012年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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