サメ肝油

栄養・生化学辞典 「サメ肝油」の解説

サメ肝油

 サメ肝臓からとる油で,スクアレンに富み水素添加して工業用に使う.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のサメ肝油の言及

【肝油】より


[おもな肝油]
 (1)タラ肝油 肝油のうちで最も重要なもので,約15%の飽和脂肪酸と約85%の不飽和脂肪酸とからなり,ビタミン含量はとくに多くはないが,肝臓からの採油が容易で産額も多い。(2)サメ肝油 一般に不ケン化物含量が多く,アイザメの肝油は80%以上不ケン化物を含む。クロコザメなど深海産のサメの肝油は不飽和度の高い炭化水素スクアレンC30H50を含有する。…

※「サメ肝油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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