デジタル大辞泉 「さめ」の意味・読み・例文・類語 さ‐め 牛馬などの毛の白いもの。両眼の縁の白いものかともいう。「名おそろしきもの。…牛は―」〈能因本枕・一五七〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「さめ」の意味・読み・例文・類語 さ‐め 〘名〙 牛、馬などの、毛の白いもの。また、両眼の縁の白い牛馬、あるいは虹彩の白い牛馬ともいう。※能因本枕(10C終)一五七「うしはさめ」※浄瑠璃・頼光跡目論(1661‐73頃)三「さめなる馬い乗ったる武者は誰やらん」[補注](1)白毛の馬をいう漢語「驄馬」の字音と関係あるものか。一方、「延喜式」の古写本に「白眼鴾毛馬」の「白眼」に「さめ」の訓を伴うものがある。(2)「白さめ」「かわらけさめ」などの語もあるが、その「さめ」についても、毛並みをいうか、眼をいうか、説が一定しない。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報