ザンクト・アントン(読み)ざんくとあんとん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ザンクト・アントン
ざんくとあんとん
Sankt AntonSankt Anton am Arlberg

オーストリア西部、チロール州の村。同州西部、シュタンツァー谷の最高位置、標高1287メートルにある村で、世界的に有名なウィンタースポーツのメッカ。人口2523(2001)。アールベルク街道、アールベルク鉄道に沿い、交通の便がよいので冬には多くのスキーヤーが集まる。アールベルク・スキー術の開祖ハンネス・シュナイダーHannes Schneider(1890―1955)が1922年にスキー学校をつくり、スキー術の普及に努めた所である。[前島郁雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のザンクト・アントンの言及

【アールベルク[峠]】より

…標高1802m。古くからイン川流域とライン川流域を結ぶ最短路として利用されていたが,1884年,峠直下のザンクト・アントンSankt Anton~ランゲン間に全長1万0240mの鉄道トンネルが通じ,東アルプスの東西鉄道交通に重要な地位を占めるようになった。また,1978年には全長約14kmの自動車用トンネルも完成した。…

【チロル】より

…河川の豊富な水量は,チロルをオーストリアにおける重要な水力発電地帯にしている。スキーで有名なザンクト・アントンSankt Antonからチロル州の州都インスブルックに行く途中,車窓から望見できる氷河に輝くエッツタール・アルプスで有名なエッツタールÖtztalは,東アルプス最大の渓谷の一つであり,また古い民俗の宝庫としても知られている。 チロル州の住民の大半を占めるのは6世紀に北方から入ってきたバイエルン族であるが,南からはロマンス語系の人々,北西からはアラマンニ族が入り,その間に古来のケルト系の子孫と思われる人々が残存して,方言,服装,家屋,習俗は渓谷の多彩な景観と対応して,谷ごとに,村ごとに異なるとさえ言われている。…

※「ザンクト・アントン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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