ジョ・ゆるやか・やわらぐ(漢字)

普及版 字通 の解説


10画

[字音] ジョ
[字訓] ゆるやか・やわらぐ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は予(よ)。予に序・抒(じよ)の声がある。予は杼(ひ)の形。〔説文〕十三上に「(ゆる)やかなり」とあり、予声とする。杼によって糸を通してゆくので、経(たていと)に径直の意があるのに対して、舒緩の意をもつ。〔左伝、僖二十一年〕「(と)くなり」と、緩めて解く意に用いる。

[訓義]
1. ゆるい、ゆるめる、ゆるやか。
2. とく、とける、やわらぐ。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 保己呂比(ほころび)〔名義抄 ユルナリ・トク・ユルフ・オコタル・ノゾク 〔字鏡集〕 ユルヘリ・ユルフ・ホコロブ・ノブ・トク・ノゾク・オコタル

[語系]
・舒sjiaは同声。抒djiaは声義近く、ゆるやかにする意。thiaは次第を以て舒張する意。みな同系の語である。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android