スフィンゴリン脂質

栄養・生化学辞典 「スフィンゴリン脂質」の解説

スフィンゴリン脂質

 スフィンゴシン脂肪酸が結合したセラミドリン酸窒素化合物が結合したリン脂質.スフィンゴミエリン,スフィンゴエタノールアミンなど.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のスフィンゴリン脂質の言及

【脂質】より

…リン脂質は特異的な種類のリパーゼにより加水分解される。
[スフィンゴリン(燐)脂質sphingophospholipid]
 長鎖アミノアルコールであるスフィンゴシンかまたはその関連塩基を含む複合脂質で,植物・動物細胞の膜成分として重要である。神経組織に多く,脳にはスフィンゴミエリンが多量に存在する(図4)。…

【リン脂質(燐脂質)】より

…ホスファチドphosphatideともいう。アルコールとして,グリセロールをもつグリセロリン脂質glycerophospholipid(またはphosphoglyceride)と,スフィンゴシンをもつスフィンゴリン脂質sphingophospholipidに大別される。リン脂質はいずれも極性のある脂質であり,遊離の状態でもわずかに存在しているが,生体膜の重要な構成成分となっている。…

※「スフィンゴリン脂質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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