セメント芽細胞

栄養・生化学辞典 「セメント芽細胞」の解説

セメント芽細胞

 セメント質を作る細胞の一つ.コラーゲンや糖タンパク質合成分泌し,セメント基質を作る機能を有する.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のセメント芽細胞の言及

【歯】より

…この過程がくりかえされ,また2種類の細胞は互いに遠ざかる方向に歯質をつくって歯冠ができあがる(図6)。歯根はまず,エナメル器の下端にできる上皮鞘(じようひしよう)に誘導されて象牙質部分ができ,その大半が形成されたころ,歯小囊の細胞から分化したセメント芽細胞によってセメント質がその表面につくられる。 歯の形ができ始めると,歯はゆっくり口腔上皮表面へ向かって動きだし,ついに上皮を破って歯冠を現す。…

※「セメント芽細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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