タフピッチ銅(読み)タフピッチドウ

デジタル大辞泉 「タフピッチ銅」の意味・読み・例文・類語

タフピッチ‐どう【タフピッチ銅】

電解精錬によって得られる電気銅を溶融し、さらに精製した銅。酸素を0.02~0.05パーセント含む純度99.9パーセント程度の銅をさす。導電性展延性に富み、強度が高い。TPC(tough pitch copper)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タフピッチ銅」の意味・わかりやすい解説

タフピッチ銅
タフピッチどう

電気銅」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のタフピッチ銅の言及

【銅合金】より

…用途としては,銅の特徴から,導電・伝熱材料,ばね材料,耐食性を重視する機械構造材料などが中心であるが,そのほか電気・電子製品,各種の機械,化学装置,装飾品など,きわめて広く用いられている。
[純銅]
 工業的にも純銅と分類される実用材料には,タフピッチ銅,無酸素銅,リン脱酸銅,その他微量の添加元素を含むものがある。銅製錬の最終工程はふつう電解精製であって,電極板に電着したものを電気銅というが,これを直接加工することはなく,一度,融解し鋳造後加工される。…

※「タフピッチ銅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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