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トリブニ・ミリツム tribuni militum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トリブニ・ミリツム
tribuni militum

古代ローマの軍職。共和政軍団の高級将校で,市民により選出され,政務官と格づけられ,各軍団に6名配属された。彼らは軍団司令部に直属し,下級の指揮官として勤務することはなかった。軍団の数が増加するに従って4つの都市軍団 legiones urbanaeのみが市民により選出され,他は軍司令官により任命された。ユリウス・カエサル時代には彼らは主として騎士身分 (エクイテス ) より採用されたが,その重要性は軍団の増加とともに減少した。帝政期には元老院議員身分に進む少壮者とすでに都市の行政経験をもつ騎士身分の年配者に分れた。コンスタンチヌス1世 (大帝) 時代の軍隊では親衛隊将校の名称などとなった。

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