ハイネマン(Gustav Heinemann)(読み)はいねまん(英語表記)Gustav Heinemann

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ハイネマン(Gustav Heinemann)
はいねまん
Gustav Heinemann
(1899―1976)

ドイツの政治家。シュウェルム生まれ。弁護士出身で元鉱山支配人。1945年キリスト教民主同盟(CDU)に入党し、1946~1949年エッセン市長、1947~1948年ノルトライン・ウェストファーレン州法相を経たのち、1949年連邦議会議員に選出され、同年第一次アデナウアー内閣に内相として入閣した。1950年西ドイツの再軍備に反対して内相を辞任し、1952年CDUからも脱退した。1957年社会民主党(SPD)に入党し、「大連立政権(1966~1969)の法相を務め、1969年第3代大統領に選出された(1974年任期満了で辞任)。大統領時代、ブラント東方外交を背後で支え、法相時代にも徴兵忌避権利として擁護するなど一貫した平和主義者であった。

[深谷満雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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