バンドリ

百科事典マイペディア 「バンドリ」の意味・わかりやすい解説

ばんどり

北陸から山形県にかけて用いられる蓑(みの)の名。スズメをばんどり雀というのはこの蓑を着た姿に似ているためとも,その逆ともいう。福井県では〈まんどり〉という。

バンドリ

ムササビ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のバンドリの言及

【蓑】より

…中世の絵巻には,蓑帽子をつけた狩人など山の民の姿が見られる。【日浅 治枝子】
[蓑の民俗]
 蓑はケダイ,ケラ,バンドリなどとも呼ばれ,雨雪や寒風などから身を守る労働着の一つであると同時に,笠,杖,手甲,脚絆などとともに旅装束の一つでもあった。《日本書紀》には,素戔嗚尊が青草をたばねて,笠蓑としたという話のあとに,蓑をつけたままで他人の家に入ることを忌む習俗について記している。…

【ムササビ(鼯鼠)】より

…齧歯(げつし)目リス科の哺乳類(イラスト)。バンドリ,ノブスマ,ヨブスマ,モマ,モモンガなどの別名がある。前・後肢と体側との間に皮膚がのびてできた飛膜をもつ大型の滑空する樹上生のリスの一種。…

【モモンガ】より

…別名,バンドリ,モモ。齧歯(げつし)目リス科モモンガ属Pteromysに属する小型の滑空する樹上生哺乳類の総称。…

※「バンドリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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