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山形県 やまがた

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

山形〔県〕
やまがた

面積 9323.15km2(境界未定)。
人口 112万3891(2015)。
年降水量 1163.0mm(山形市)。
年平均気温 11.7℃(山形市)。
県庁所在地 山形市
県木 サクランボ(→セイヨウミザクラ)。
県花 ベニバナ
県鳥 オシドリ

東北地方の南西部,日本海にのぞむ県。東を奥羽山脈,南に飯豊,吾妻山地,西に出羽山地があり,中央部を最上川が貫流する。地形と気候において盆地状の内陸部と日本海沿岸の庄内地方に区分される。和銅5 (712) 年出羽国がおかれ,平安時代には奥州藤原氏の勢力下にあったが,戦国時代には最上氏所領となった。江戸時代には盆地,平野ごとの小藩に分割統治されていたが,明治4 (1871) 年廃藩置県により山形県となり,1876年現在の県域となる。産業は米作,果樹の栽培を主とする農業が中心。米の単位面積あたりの収量は,全国1~2位を占める。米沢市や長井市では伝統的な繊維産業がみられるほか,山形市,酒田市を中心に電気機器,機械金属,食品加工業などの工場が立地し,工業化が進んでいる。山形市の鉄瓶,天童市の将棋駒,米沢市の織物などの在来産業も盛ん。磐梯朝日国立公園,蔵王,栗駒,鳥海国定公園をはじめ県南,天童高原,御所山,庄内海浜,最上川,加無山 (かぶやま) の各県立自然公園がある。 JR奥羽本線が東部の盆地と平野地域,JR羽越本線が日本海側をそれぞれ北上し,JR米坂線と陸羽西線が内陸と日本海側を結んでいる。

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デジタル大辞泉の解説

やまがた‐けん【山形県】

山形

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日本の地名がわかる事典の解説

〔山形県〕山形〈県〉(やまがた〈けん〉)


東北地方南西部に位置する県。
西部は日本海に面し、北部は秋田県、東部は宮城県、南東部は福島県、南西部は新潟県と接する。農業県としての性格が強いが、近年は先端技術産業を中心に工業化が進む。県域は地形的に、山形盆地(村山(むらやま)地方)・米沢(よねざわ)盆地(置賜(おきたま)地方)・新庄(しんじょう)盆地(最上(もがみ)地方)の各盆地と庄内(しょうない)平野(庄内地方)の4地域に分けられ、それぞれ方言・食べ物・文化が若干異なる。人口116万204。面積9323.46km2。人口密度124.44人/km2。管轄市町村は13市19町3村。県庁所在地は山形市。県花はベニバナ。
歴史を見ると、旧石器時代の多くの遺跡をはじめ、縄文時代・弥生時代の遺跡が全域で発見され、5~8世紀ごろに古墳文化も栄えた。708年(和銅(わどう)元)ごろ出羽柵(でわのさく)が、712年(和銅5)には出羽(でわ)国が設けられた。平安時代後期からは平泉(ひらいずみ)(岩手県)の奥州藤原(おうしゅうふじわら)氏が勢力を広げた。同氏の滅亡後、鎌倉幕府の地頭(じとう)が支配し、室町時代から戦国時代は地方豪族の抗争が続いた。戦国時代末期、山形の最上(もがみ)氏と米沢の伊達(だて)氏が有力だったが、豊臣秀吉(とよとみひでよし)によって伊達氏は岩出山(いわでやま)(現在の宮城県)に移され、最上氏が領地を拡大。江戸時代は山形藩と米沢藩がおかれるが、山形藩の最上氏は3代で改易となり、その後山形・鶴岡(つるおか)・新庄・上山(かみのやま)の各藩に分かれる。鶴岡藩では酒田(さかた)港からの海運、米沢藩では畑作と養蚕など各藩で特色ある産業が発達。特産物のベニバナは全国的に知られた。明治維新の戊辰(ぼしん)戦争後、1869年(明治2)に、まず酒田県、翌年に山形県が設置され、これに加え1871年の廃藩置県で設置された7県が同年中に置賜・山形・酒田の3県に統合。1875年酒田県は鶴岡県に改称。1876年、これらが合併して現在の県域となる。
地勢を見ると、北部は丁岳(ひのとだけ)山地・神室(かむろ)山地、東部は奥羽(おうう)山脈、南西部から南部を朝日(あさひ)山地・飯豊(いいで)山地で限られる。奥羽山脈には船形(ふながた)山・蔵王(ざおう)山・吾妻(あづま)山などが、その西側の出羽山地から朝日・飯豊の両山地にかけては鳥海(ちょうかい)山・月山(がっさん)などの火山が噴出。県内唯一の大河、最上川は南東部の吾妻山系に発して北流し、米沢・山形・新庄の各盆地を流れ、庄内平野で日本海に注ぐ。気候は、日本海岸式気候に分類される。内陸部の盆地は夏冬の寒暖差が激しく、夏季にはフェーン現象による異常高温もみられる。新庄盆地、米沢盆地では積雪量が多い。庄内地方は対馬(つしま)海流の影響で内陸部よりも温和だが、冬季は北西風が強く、地吹雪に見舞われる。
産業は、農業では、庄内平野・山形盆地などが水田単作地帯で、米が主要農産物。果樹栽培も盛んで、とくにサクランボ・西洋ナシ(ラフランス)は、ともに生産量全国第1位。ブドウ・リンゴ・モモ・メロンの生産も多い。工業は、食品・繊維を中心に発展したが、電機・機械・金属など重工業の製造品出荷額が伸びている。ブナ天然林の面積は全国一だが、林業・水産業はあまり振るわない。伝統産業では、山形市の鋳物(いもの)、天童(てんどう)市の将棋駒・家具、米沢市の絹織物などがあげられる。
観光では、多くの観光資源に恵まれる。出羽三山・朝日岳・飯豊山などは磐梯(ばんだい)朝日国立公園に含まれ、出羽三山や立石(りっしゃく)寺は古くから信仰の対象となった。朝日・飯豊山地は原生林や高山植物の宝庫。スキー・温泉・樹氷で知られる蔵王国定公園、栗駒(くりこま)国定公園・鳥海国定公園がある。温泉もすべての市町村で湧出、その数は220ヵ所以上にのぼり、赤湯(あかゆ)温泉・天童温泉・赤倉(あかくら)温泉・温海(あつみ)温泉の各温泉地が有名。伝統行事や民俗芸能も多彩で、鶴岡市の黒川能・王祇(おうぎ)祭、酒田市の黒森(くろもり)歌舞伎・山王(さんのう)祭、羽黒(はぐろ)山の松例(しょうれい)祭などがある。山形市の山形花笠(はながさ)まつり、新庄市の新庄まつり、蔵王町の蔵王樹氷ライトアップなど観光行事も多い。
飽海郡
尾花沢市
上山市
北村山郡
寒河江市
酒田市
新庄市
鶴岡市
天童市
長井市
南陽市
西置賜郡
西村山郡
東置賜郡
東田川郡
東根市
東村山郡
村山市
最上郡
山形市
米沢市

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事典 日本の地域ブランド・名産品の解説

山形県

東北地方南西部に位置する県。西側は日本海に面する。蔵王・月山・鳥海をはじめとする山々に囲まれ、米沢・山形・新庄の各盆地があり、庄内平野を最上川が流れる。大きくみて、南から置賜・村山・最上・庄内の4つの地域に分けられる。年間を通じて寒暖の差が激しく、内陸部と沿岸平野部の地域では気候が異なる。農業や電気機器産業が盛ん。県花は、べにばな。県木は、さくらんぼ。県鳥は、オシドリ。県魚は、サクラマス。県獣は、カモシカ。

[山形県のブランド・名産品]
悪戸いも | 温海かぶ | 羽越しな布 | 置賜紬 | 尾花沢すいか | 刈屋梨 | 小真木大根 | さくらんぼ | 庄内柿 | 西洋梨(ラ・フランス) | だだちゃ豆 | 天童将棋駒 | 外内島きゅうり | 花作大根 | 平田赤ねぎ | 民田なす | 山形鋳物 | 山形おきたま産デラウエア | 山形青菜 | 山形佛壇(山形仏壇) | 山形ワイン | 米沢織 | 米沢牛

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

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