山形県は東北地方の南西部に位置し、東部は奥羽脊梁山脈をもって宮城県と境し、西部は庄内海岸が日本海に面している。東西は東径一三九度三二分から一四〇度三八分に至る約九七キロ、南北は北緯三七度四四分から三九度六分までの約一五三キロ。南北にやや長く、北は出羽山地の一部を形成する鳥海山(二二三七メートル)・
県内の高山のうち、朝日岳と飯豊山は花崗岩よりなる隆起山地で、非火山性の高山であるが蔵王山と吾妻山は那須火山帯に属し、月山と鳥海山は鳥海火山帯に属する火山である。このように両火山帯が南北に縦断しているので、県内には多くの温泉が古くから湧出して温泉郷を形成している。とくにさまざまな泉質の温泉が県内全域にわたって分布していることが、大きな特徴となっている。
山形県の地形は、内陸盆地帯と庄内海岸平野とに大きく二分して考察することが適切である。奥羽山脈と出羽山地の両山脈の隆起帯の間に形成された陥没地溝性の盆地帯には、南から米沢盆地・山形盆地・新庄盆地の三盆地が連なり、さらにその間に幾つかの小盆地が分布している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
東北地方の南西部に位置する県。旧出羽国の南部,明治の分国後は羽前国の全域と羽後国の一部を県域とする。戊辰戦争の敗北後,多くの藩は領地を削減された。1869年(明治2)旧幕領と没収地を管轄する酒田県がおかれた。翌年酒田県に山形・長瀞(ながとろ)両藩と飛地を併せて山形県が成立,71年廃藩置県後の8月天童県を合併した。同年11月米沢県は置賜(おきたま)県と改称,山形県は新庄・上山(かみのやま)両県を合併,大泉・松嶺両県は酒田県(のち鶴岡県と改称)になった。76年山形県は置賜・鶴岡両県を合併して現在に至る。県庁所在地は山形市。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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