フエッテ(英語表記)fouetté

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フエッテ」の意味・わかりやすい解説

フエッテ
fouetté

バレエ用語。正式にはフエッテ・アン・トゥルナン fouetté en tournantといい,「回転しながら鞭打つ」の意。片脚で立ち,もう一方の脚で軸脚を鞭で打つように動かしながら回転するパ (ステップ) をいう。伸ばした腕を振りながら,その力と上げた脚を大きく回転させる力とで,ちょうどこまのように軸脚を回転させる。最も華麗なパの一つで,『白鳥の湖』第3幕で黒鳥オディールが踊る 32回のものは特に有名である。

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