フリード,Alan(読み)ふりーど

世界大百科事典(旧版)内のフリード,Alanの言及

【ロック】より

…ヘーリーとプレスリーの音楽を聞けば,彼らがリズム・アンド・ブルース,カントリー・ミュージック,ポピュラー・ソングの3要素を融合していたことは容易に感じ取れる。 こうして生まれてきた新しい音楽を〈ロック・アンド・ロール〉と呼びはじめたのは,ラジオのディスク・ジョッキーをしていたアラン・フリードAlan Freedだとされている(彼自身も《暴力教室》に出演した)。また,プレスリーや彼に続いて現れた《ブルー・スウェード・シューズBlue Suede Shoes》のカール・パーキンズCarl Perkins(1932‐ ),《ホール・ロッタ・シェーキン・ゴーイング・オンWhole Lotta Shakin’ Going On》のジェリー・リー・ルイスJerry Lee Lewis(1935‐ )などがいずれも南部のカントリー音楽の要素を強くもっていたことから,彼らの音楽をロックとヒルビリーhillbillyの合成語で〈ロカビリーrockabilly〉と呼び,《アイル・ビー・ホームI’ll Be Home》のパット・ブーンPat Boone(1934‐ )や《ダイアナDiana》のポール・アンカPaul Anka(1941‐ )のようにポピュラー・ソングに近い感覚を示した歌手たちの音楽を,ロックとバラードの合成語で〈ロカバラードrock‐a‐ballad〉と呼ぶようになった。…

※「フリード,Alan」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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