ブハイラー県(読み)ブハイラー(英語表記)al-Buḥayrah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブハイラー〔県〕
ブハイラー
al-Buḥayrah

エジプト北部の県。ラシード支流以西のナイル川デルタ全域を含み,南部にかなりの砂漠地帯もある。県都はダマンフール。ほかに,イドクーマフムーディーヤ,シュブラヒート,カフルサリーム,カフルアッダウワル,アブーホンムス,ラシード (ロゼッタ) などの町がある。肥沃な農業地帯で,イドフィナーにはラシード川の堰堤があり,冬季の低水位期に灌漑用水を供給する。長繊維の綿花を産することで知られるが,米,穀物,ブドウ (アレクサンドリア付近) なども産し,ダマンフール南西約 20km付近と,南西の砂漠地帯のナトルーン涸れ川 (ワディ) では天然炭酸ナトリウムを産する。大規模の砂漠緑化事業も進められている。重要な運河は,ライヤーアルブハイラ運河と,トゥラトアルマフムーディーヤ運河。ラシードは有名なロゼッタ石の発見地。面積1万 130km2。人口 360万 2000 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

在職老齢年金

就業している高齢世代にも一定の年金を支給する制度。2004年の年金改正で、就労を阻害せず、働くことに中立な仕組みにするため、60歳代前半の人には厚生年金(定額部分も含む)の一律2割カットの仕組みを廃止...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android