世界大百科事典 第2版「ブロックビル」の解説
ブロックビル【Charles comte de Broqueville】
ベルギーの政治家。カトリック党の下院議員(1892‐1919),上院議員(1919‐36)を務め,そのあいだに鉄道相(1910‐12)を経てカトリック党内閣首相(1911‐18)に就任し,国防相(1912‐17)を兼任した。国防相としては,義務兵役制(1913),国軍再編成を行ってドイツの脅威に備えた。第1次世界大戦でベルギーがドイツ軍に占領されると,フランスのルアーブル近傍に逃れた亡命政権を率いて,エイゼルIJzer川の背後に布陣してドイツ軍に抵抗するベルギー軍を支援した。
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