ホルモン放出ホルモン

栄養・生化学辞典 「ホルモン放出ホルモン」の解説

ホルモン放出ホルモン

 ホルモン放出因子ともいう.視床下部から分泌され,下垂体前葉に作用するホルモンで,いくつかのホルモンの分泌を促進する.下垂体前葉で作られるホルモンのいくつかにそれぞれ特有の放出ホルモンが存在する.例えば,副腎皮質刺激ホルモンの分泌促進には副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンがある.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のホルモン放出ホルモンの言及

【脳下垂体】より

…このような構造は下垂体門脈系と呼ばれる。視床下部の諸核の神経細胞でつくられ,神経終末まで下降し一次毛細血管に分泌された前葉ホルモン放出ホルモンreleasing hormone(RH)が,この系を通って前葉に向かい,それぞれの腺細胞を刺激して分泌を支配する。 たとえば成長ホルモン放出ホルモン(STR‐RH)というように,それぞれの前葉ホルモンに対しそれぞれの放出ホルモン(RH)が存在する。…

※「ホルモン放出ホルモン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む