ボンサンス

デジタル大辞泉 「ボンサンス」の意味・読み・例文・類語

ボン‐サンス(〈フランス〉bon sens)

正しい判断力。良識

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ボンサンス」の意味・読み・例文・類語

ボン‐サンス

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] bon sens ) 正しい判断力。良識。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のボンサンスの言及

【古典主義】より


[古典主義演劇の特質]
 フランス古典主義演劇(古典主義文学)の特徴を要約すれば,次のようになるだろう。古代ギリシア・ローマの作家たちにおいて認められると考えられた〈秩序〉と〈調和〉への意志を規範とし,万人に等しく分かち与えられているはずの〈理性〉(デカルトの説く〈良識(ボン・サンス)〉)に照らして“自然な”表現の構造体を創造することによって,読者,観客に知的・感覚的楽しみを与えることを目的とし,そのような〈自然なもの〉の形成のためには最低不可欠の条件として守るべき〈規則〉を追求する志向だ,と。たとえば〈悲劇〉について(すでに述べたように悲劇こそこの時代の演劇と劇文学にとってのみならず,文学全体の中で最も典型的で高貴な形式だった)劇的虚構の場としては,神話的あるいは歴史的古代を選び,日常性の卑近さを排する。…

※「ボンサンス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android