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良識 リョウシキ

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デジタル大辞泉の解説

りょう‐しき〔リヤウ‐〕【良識】

《〈フランス〉bon sensの訳語か》物事の健全な考え方。健全な判断力。「―ある行動」

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大辞林 第三版の解説

りょうしき【良識】

フランス bon sens の訳語といわれる〕
すぐれた見識。善悪の判断を下せる,社会的につちかわれた見識。 「 -ある人」 「相手の-にまつ」 「 -に訴える」

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

良識
りょうしき
bon sensフランス語

物事を正しく判断する能力。時として理性と同一視される。「正しく判断し、真なるものを偽なるものから区別する能力は、本来良識あるいは理性とよばれるものであるが、これは生まれつきすべての人に相等しい」(デカルト方法序説』)。しかしパスカルのいう幾何学的精神繊細の精神との区別を念頭に置くなら、理性が科学的、客観的認識に関係づけられるのに対して、良識は科学的には論証されない日常の具体的な諸問題を冷静かつ公平に判断する能力をさすように思われる。この意味で科学的理性が少数の専門家の所有物であるとするなら、良識はむしろすべての人に開かれている。しかし良識に到達するには、よい精神をもつというだけでは十分ではない。たいせつなことは「精神をよく用いること」(同前)である。
 他方、常識を一定の社会や集団においてのみ通用する一般的知識として理解するなら、良識は常識を凌駕(りょうが)する。「祖国防衛」はあらゆる民族の常識であるが、「核兵器廃絶」は全人類の悲願であるという意味で、実に良識とよぶにふさわしいからである。[坂井昭宏]

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