ミラーの実験(読み)ミラーのじっけん(その他表記)Miller's experiment

最新 地学事典 「ミラーの実験」の解説

ミラーのじっけん
ミラーの実験

Miller’s experiment

1953年S.L.Millerは,その当時初期地球大気として考えられていたCH4・NH3・H2およびH2Oの混合気体へ火花放電を行い,凝縮した水の中にアミノ酸および有機酸を検出した。アミノ酸は生命にとって必要不可欠なものであるため,簡単な分子からより複雑な有機物が生成し,最終的には生命の誕生へ進む化学進化が初期地球表面で起こりうることをこの実験は示した。近年,初期地球大気は先に掲げたような還元的大気でなく,CO2・N2・H2Oといった酸化的大気であったと考えられるようになり,この実験がそのまま地球表面での化学進化を支持するものではなくなった。しかし,この実験は隕石中や外惑星大気に検出される有機物の成因など,非生物起原有機物の研究に大きな貢献を残した。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 田中

法則の辞典 「ミラーの実験」の解説

ミラーの実験【Miller's experiment】

実験室内で太古の地球の表面付近の状態を再現し,その中での化学反応有機化合物の生成を認めた画期的な試みである.「ユーリー‐ミラーの実験」ともいう.現在でもいろいろと実験条件を変えて各地で試みられている.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む