メトトレキセート

栄養・生化学辞典の解説

メトトレキセート

 葉酸代謝拮抗物質で,ジヒドロ葉酸還元酵素を阻害する.この酵素はチミジル酸合成に関与する酵素で,阻害されるとチミジル酸合成が阻害されることから,抗腫瘍活性があり,抗がん剤として利用される.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典内のメトトレキセートの言及

【制癌薬】より

…(1)葉酸拮抗体 葉酸は核酸塩基の基本となるプリン骨格を形成するときに重要な補酵素として働くが,その葉酸のプテリジン骨格に化学的修飾を加えた物質が,葉酸が還元されて補酵素として働くときの作用を抑える。臨床的に用いる制癌薬としてメトトレキセートがあり,白血病や絨毛(じゆうもう)癌の治療に用いられているが,白血球や血小板の減少,悪心,嘔吐その他の副作用がみられる。(2)ピリミジン誘導体 この群には日本で消化器癌の治療に用いられることの多い5‐フロロウラシル(5‐FU)が含まれる。…

※「メトトレキセート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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