ラウエンブルク(英語表記)Lauenburg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラウエンブルク」の意味・わかりやすい解説

ラウエンブルク
Lauenburg

正式名称はラウエンブルクアンデアエルベ Lauenburg an der Elbe。ドイツ,シュレースウィヒホルシュタイン州南東端の都市。エルベ川右岸,エルベ=リューベック運河が合流する地点にある。市街は,1182年に台地上に築かれた城のまわりと,エルベ河岸に発達。 1260年都市権獲得。中世を通じてラウエンブルク公国の首都。公国は 1816~64年にデンマーク領,のちプロシア王国領となり,76年にプロウィンツ・シュレースウィヒホルシュタインの一部となった。 1949~90年には旧東ドイツとの数少ない国境通過点の一つであった。現在,市はエルベ川水運の港としてにぎわい,航海博物館,造船所もある。人口約1万 2000。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android