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ラテンアメリカ演劇 ラテンアメリカえんげき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラテンアメリカ演劇
ラテンアメリカえんげき

16世紀の初め,メキシコではスペイン人植民者によって宗教劇が上演されており,その後世俗劇も盛んになったが,いずれもヨーロッパ演劇の移入や模倣であり,ラテンアメリカ諸国の独自の演劇の確立は 19世紀に入ってからである。アルゼンチンでは 19世紀後半,H.イプセンの影響を受けた社会劇が現れ,F.サンチェスによって国民演劇が樹立された。メキシコでも 19世紀の独立後,近代劇発展のための努力が続けられ,R.ウシグリ (1905~ ) らが活躍。ブラジルでは 19世紀 L.ペナ (1815~46) によって国民演劇の基礎が築かれ,20世紀になると国家の保護も与えられて発展し,比較的高い水準をみせている。キューバは 16世紀末の道徳劇に始る長い歴史をもっているが,20世紀に入ってからは全体的に不振である。第2次世界大戦後のラテンアメリカ演劇は,劇作家を数多く生んではいるが,政情の不穏,検閲などによって十分な発展がはばまれている。

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