リーセンシー/フリークエンシー/マネタリーバリュー(英語表記)Recency/Frequency/Monetary Value

DBM用語辞典 の解説

リーセンシー/フリークエンシー/マネタリーバリュー【Recency/Frequency/Monetary Value】

ひとりの顧客あるいは顧客グループの価値を判断するために連体的に考慮される3つの測定基準。その3つとは、最後の購買がなされてからの時間(Recency)、ある期間に行われた購買の回数(Frequency)、購買の金額(Monetary)をいう。例えば、2カ月の間に1万円の商品を購入する顧客の方が、同じ金額の買物を2年の間に行う顧客よりも価値がある。リーセンシー/フリークエンシー価値を1から10までの値に定めるシステムを利用してリーセンシー/フリークエンシーを測ることが可能である。例えば、5回以上購入している顧客評価は10とする。この顧客の最後の購買のリーセンシーが1週間で、その評価を10とすると、総合評価は20になる。別の顧客が1回しか購入していないとすればフリークエンシー評価は2、この顧客の最後の購入が5カ月前でそのリーセンシー評価が2であれば、総合評価は4になる。評価スケールはマネタリー価値にも使用すれば、リーセンシー/フリークエンシーに加えられ、顧客の全体の相対評価になる。それぞれに一定のポイントを設定し、合計ポイントによって顧客のランク付けを行う方法もある。RFMのウエイトづけは、R=55%、F=35%、M=10%(E.ローマン)。R=50%、F=35%、M=15%(ホジソン)などの説がある。

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