一字銭(読み)いちのじせん

精選版 日本国語大辞典 「一字銭」の意味・読み・例文・類語

いちのじ‐せん【一字銭】

〘名〙 江戸時代通用の寛永通宝銭のうち裏面に「一」の字のあるものをいう。寛保元年(一七四一)肥前国長崎浜町の銭座で鋳造されたものとも、同三年(一七四三)肥前国長崎馬込郷正徳寺浜の銭座で鋳造されたものともいわれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android