一心五界玉(読み)いっしん ごかいのたま

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「一心五界玉」の解説

一心五界玉
いっしん ごかいのたま

歌舞伎浄瑠璃外題
作者
三升屋兵庫
初演
元禄12.7(江戸中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の一心五界玉の言及

【嫐打物】より

…名称は同じだが,歌舞伎,人形浄瑠璃の〈嫐打物〉はこれを直接脚色したものではなく,主として怨霊による嫉妬の演出の系統をさす。歌舞伎では,江戸で1699年(元禄12)3月江戸中村座の《一心五界玉》に演ぜられたものが最初とされ,歌舞伎十八番の《嫐》の初演とされているが,これは市川団十郎家でこの系統の役を演じた最古の記録というにすぎない。怨霊による嫉妬の演出は江戸でもその前年3月同座の《関東小禄》にも仕組まれている。…

※「一心五界玉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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