一次骨(読み)いちじこつ

精選版 日本国語大辞典 「一次骨」の意味・読み・例文・類語

いちじ‐こつ【一次骨】

  1. 〘 名詞 〙 脊椎動物硬骨うち軟骨組織状態で発生する骨。原始骨。軟骨性骨

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の一次骨の言及

【頭骨】より

…さらに両生類以上の動物では,舌顎軟骨も変形,骨化し,耳小骨のあぶみ骨(耳小柱)となる。円口類と軟骨魚類以外の動物では,胚期の軟骨性骨格がこのように骨化し,いわゆる軟骨性骨(一次骨)になるほか,軟骨段階を経ずに新たに直接形成される硬骨,すなわち皮骨(二次骨)の要素が多数発生して頭骨の大きな部分を占め,それらが可動または不動性の関節でつながり合って骨性頭蓋を形成することになる。軟骨頭蓋に由来する一次骨は脳腔の側面,底部および後部の付近に局在し,四つの領域に区分することができる。…

※「一次骨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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