デジタル大辞泉 「硬骨」の意味・読み・例文・類語 こう‐こつ〔カウ‐〕【硬骨】 [名]脊椎動物の硬骨魚類以上にみられる骨格を形成している組織。普通の骨ほね。炭酸カルシウム・燐酸りんさんカルシウムを大量に含み、硬い。⇔軟骨。[名・形動](「鯁骨」とも書く)意志が強く、自己の信念を曲げないこと。また、そのさま。「硬骨の士」「―な変人だから」〈魯庵・社会百面相〉[類語]強硬・頑固・頑固一徹 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「硬骨」の意味・読み・例文・類語 こう‐こつカウ‥【硬骨】 〘 名詞 〙① 脊椎動物の骨のうち硬い骨。軟骨に対していう。炭酸カルシウムや燐酸カルシウムなどを多量に含む骨組織によってつくられ、頭骨や手足の骨などの骨格をつくる。骨。② ( 形動 ) ( 硬い骨の意から ) 意志や信念が強く容易には屈しないこと。[初出の実例]「ウィリアム、ミルバーンと言へる人あり〈略〉独立不覊稀に見る所の硬骨男子たり」(出典:月曜講演(1898)〈内村鑑三〉一)[その他の文献]〔皮日休‐嘲帰仁紹亀詩〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「硬骨」の読み・字形・画数・意味 【硬骨】こう(かう)こつ 硬い骨。〔全唐詩話、五、皮日休〕日休、龜の詩を賦して歸氏子をりて曰く、骨の殘形、秋なるかを知らんや 屍骸(しがい)(つひ)に是れ風ならず 頑皮死後、鑽(き)ること須(すべか)らく(あま)ねかるべし (すべ)て生、頭を出さざる爲なり。字通「硬」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の硬骨の言及 【軟骨】より …脊椎動物の間葉由来の支持組織の一種で,無脊椎動物の一部にも存在する。脊椎動物では,骨(硬骨)とともに骨格組織を構成する。軟骨は,ある程度の硬さと弾力性をもつと同時に,骨と違って内部からの膨張によって成長できる。… ※「硬骨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by