七種粥(読み)ななくさがゆ

世界大百科事典内の七種粥の言及

【小豆粥】より

…小正月の1月15日の朝の粥は小豆粥が多く,《土佐日記》の承平5年(935)1月15日の条にも,〈あづきがゆ〉が見える。《延喜式》によると,宮中では,この日に,米,アワ,キビ,ヒエ,子(みの)(ムツオレグサ),ゴマ,アズキの7種の穀物を入れた〈七種(ななくさ)粥〉を天皇に供えたが,一般の官人には,米にアズキを入れた〈御粥〉をたまわっている。七種粥は,時代により中身に変化もあるが,アズキは抜けていない。…

【七草】より

…若菜は初春の若返りの植物であり,古くは正月初子(はつね)の〈子の日の御遊び〉に小松引きや若菜つみを行い,それらを羹(あつもの)にして食べたりしたが,のちに人日(じんじつ)(正月7日)に作られるようになった。もとは正月15日に七種の粥といって,7種の穀物(米,アワ,ヒエ,キビ,アズキ,ゴマ,子(みの))で作った粥を供御とする風があり,これと子の日の若菜とが結びついて七草粥となったとされ,一方,望(もち)の日の七種粥は小豆粥になった。しかし,七種や若菜の行事は,宮廷の公式儀式としてよりも後宮の行事で,儀式化されるのは室町以後のことであり,江戸時代には五節供の一つとして公式に定められた。…

【六日年越し】より

…1月6日夕方から7日にかけてをいう。〈神年越し〉〈馬の年越し〉などともいう所もある。1月7日は元日正月の終りだとも十五日正月の始まりだとも考えられるが,また,江戸時代には五節供の一つ(人日(じんじつ))として重要な節日と考えられており,そのためか七日正月とも呼ばれている。したがって前夜は,大晦日や十四日年越し・節分などとともに年越しとされている。七日正月朝の七草粥は全国的であるが,準備はすでに六日年越しから始まっていた。…

※「七種粥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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