七種の粥(読み)ななくさのかゆ

精選版 日本国語大辞典 「七種の粥」の意味・読み・例文・類語

ななくさ【七種】 の 粥(かゆ)

七種類の物(米・粟・稗(ひえ)・黍(きび)など)を入れてたいた粥。多く正月一五日に行なわれ、後世はあずき粥となった。
延喜式(927)四〇「践祚大嘗会解斎七種御粥料」
② 正月七日に、七種の菜を入れてたいた粥。後にはなずなまたは油菜のみを用いた。〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android