万年酢(読み)マンネンズ

デジタル大辞泉 「万年酢」の意味・読み・例文・類語

まんねん‐ず【万年酢】

酒・酢・水を合わせて密封し、数十日でできる酢。日本で古くから行われ、使った分量だけ酒と水を加え、常に一定量にして蓄えて使用した。

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精選版 日本国語大辞典 「万年酢」の意味・読み・例文・類語

まんねん‐ず【万年酢】

  1. 〘 名詞 〙 かめに蒸米・麹・水をよく混ぜて入れ、土中などに埋めておいてつくる酢。使っただけ足して用いる。〔雍州府志(1684)〕

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世界大百科事典(旧版)内の万年酢の言及

【酢】より

…(3)酒酢 酒を主原料とするもので,《斉民要術》には変敗した酒や濁り酒を用いる製法が記載されている。日本では《本朝食鑑》,《和漢三才図会》(1712)などに万年酢と呼ぶ酒酢の造り方が出ている。同量の酒と酢と水をまぜてかめに入れ,密封して暖かい所に置くと30~40日で熟成した酢ができる。…

※「万年酢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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