三不孝(読み)さんふこう

精選版 日本国語大辞典 「三不孝」の意味・読み・例文・類語

さん‐ふこう‥フカウ【三不孝】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「孟子‐離婁上」に「不孝有三、無後為大」とあり、趙岐の注に「於礼有孝者三事謂、阿意曲従、陥親不義、一不孝也、家窮親老、不祿仕、二不孝也、不娶無子、絶先祖祀、三不孝也、三者之中、無後為大」とあるのによる ) 三種の親不孝。親を悪事にひき入れること、親を貧困のうちにすてておくこと、子をつくらず家を断絶させること。孟子によると、この中で最も大きい不孝は子をつくらず家を断絶させることだという。〔譬喩尽(1786)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android